登山の予定と生理がかぶりそう……そんな経験はありませんか?
せっかく計画していた登山なのに、生理のせいで中止や延期を考えるのは残念ですよね。
私も以前、山小屋泊の登山日に生理が重なり、トイレや体調管理に苦労した経験があります。
でも、実は生理日を「ずらす」方法があるんです。
ピルを使えば、自分の予定に合わせて生理のタイミングを調整できます。
この記事では、
- 生理中の登山がつらい理由
- ピルで生理日を移動させる方法
- 忙しい女性でも簡単にピルを処方してもらう方法(オンライン診療)
をわかりやすく解説します。
生理中の登山がつらい理由
生理中に登山をするのは、想像以上にハードです。
特に「山泊」や「テント泊」になると、環境が整っていない分、より過酷になります。
主な理由はこちらです。
- 山のトイレは数が少なく、清潔ではない
- 使用済みナプキンの処理が大変
- 汗と経血でムレやかゆみが発生しやすい
- 温泉やお風呂に入れない
- 生理痛・貧血・体調不良で集中できない
登山はただでさえ体力を使うアクティビティ。
生理中に無理をすると、ケガや体調悪化につながりかねません。
「行けないなら仕方ない」と諦めるのも選択肢ですが、事前に生理をずらしておくことで、万全の状態で登山を楽しむことができます。
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ピルで生理日をずらす方法(生理移動)
生理をずらすには、「中容量ピル」を服用します。
服用のタイミングによって、「生理を早める」または「遅らせる」ことができます。
私は プラノバール という中容量ピルを利用しています。
どのように服用しているかをご紹介します。
注意
この記事では、私が医師から指示された方法を紹介しています。
実際に服用する際は、必ず医師の指示に従ってください。
生理を早めたい場合
生理予定のひとつ前の生理がきたら、初日〜5日目のうちにピルの服用を開始します。
10〜14日ほど飲み続けて、生理を開始したいタイミングで服用をやめます。服用をやめてから2〜3日後に生理が始まります。
登山の予定が1か月以上前に決まっている場合は、こちらの方法がおすすめです。前もって生理が終わった状態で登山に臨めるので、気持ち的にも楽です。
例:10月1日が生理予定の場合
- 9月1日:生理開始 → ピルを飲み始める
- 9月14日:服用を止める
- 9月17日:生理が始まる
- 9月24日:生理終了
生理を遅らせたい場合
生理予定日の5日前から服用を開始し、登山が終わるまで飲み続けます。服用をやめてから2〜3日後に生理がきます。
山の予定が急遽決まった場合は、こちらの方法一択です。登山中もピルの服用を続けなければならないため、必ず持参し、服用を忘れないようにしましょう。
例:10月1日が生理予定の場合
- 9月25日:ピルの服用を開始
- 9月26日〜10月4日:登山中も服用を続ける
- 10月5日:服用を止める
- 10月8日:生理が始まる
タイミングが良ければ、早める方法よりも服用期間が短く済む可能性があります。しかし、タイミングを誤ると生理が始まってしまい、失敗することも。
私も一度、ギリギリのタイミングを狙って失敗し、登山当日に生理がきてしまった経験があります。
低用量ピルと中容量ピルの違い
生理をずらすピルには、「低用量ピル」と「中容量ピル」の2種類があります。
それぞれの特徴と使い方を理解しておきましょう。
低用量ピル
- 主に避妊・生理痛の軽減・周期の安定化を目的に使用されます。
- 登山の時に限らず、普段から毎日服用し続けるタイプ。
- 休薬期間をずらすことで生理を遅らせられます。
- ホルモン量が少ないため、体への負担が軽く、副作用も少なめです。
普段から低用量ピルを飲んでいる人は、生理日移動もスムーズです。
中容量ピル
- 普段ピルを飲んでいない人向け。
- 登山や旅行など、一時的に生理をずらしたい場合に使用します。
- ホルモン量が多く、確実に生理をコントロールしやすい反面、
一時的に吐き気や頭痛などの副作用が出ることがあります。 - 一度の使用であれば、生理サイクルはほとんど乱れません。
- ただし、連続で使用すると、服用をやめた後にいつ生理が来るかわからなくなることもあります。
※連続使用は医師に相談しながら行いましょう。
私の場合は、登山対策として、必要な時だけ中容量ピルを利用しています。
特に5月〜11月の登山シーズンは、生理日を考慮しながら計画を立て、どうしても重なりそうな時だけ服用しています。
もともと生理痛やPMSが重いため、以前は低用量ピルを服用していました。しかし、毎日飲み続ける必要があり、頻繁に飲み忘れて逆に周期が乱れてしまったので、「私には向かないな」と感じてやめました。
ただ、中容量ピルは体への影響が大きいです。
実際に私も中容量ピルを服用していると、なんとなく体調が悪くなります。副作用によるものかもしれません。
中容量ピルに比べたら低容量ピルの方が体への影響が少ないとされています。
普段から生理不順に悩んでいる方は、これを機会に低用量ピルを試してみるのも良いかもしれません。
生理日移動を成功させるコツ
中容量ピルを使う場合は、飲み始めと中止のタイミングをしっかり計算することが大切です。
オンライン診療で登山の日程を伝えれば、医師が服用タイミングをアドバイスしてくれます。
また、普段から生理周期を把握しておくことも重要です。登山計画を立てる際に、生理日と照らし合わせて確認しておきましょう。
生理の記録は、スマホのカレンダーや「ルナルナ」などの専用アプリを使うのがおすすめです。
スマートウォッチを利用している方は、登山の記録と一緒に管理できるので便利です。
私はhuawei bandを利用しているので、huawei healthアプリでトレーニング記録と生理記録のどちらも管理しています。
ピルの入手方法
婦人科で処方してもらう場合
婦人科で「生理日を移動させたい」と伝えるとスムーズです。常用薬の有無や喫煙習慣などを確認され、問題がなければ処方してもらえます。
登山日が決まっている場合は、早めに相談しておくと安心です。
忙しい人におすすめ:オンライン診療でピルを処方
「仕事が忙しくて病院に行く時間がない」という方には、オンライン診療がおすすめです。
スマホ1台で診察〜処方まで完結し、自宅にピルを届けてくれます。
オンライン診療のメリット
- 自宅から受診可能(外出不要)
- 朝や夜など、好きな時間に予約できる
- 医師とチャットまたはビデオで相談可能
- 最短で翌日発送
私も仕事の都合で病院に行くのが難しく、待ち時間がもったいないので、生理移動したい時ははオンライン診療でピルの処方をしてもらっています。
早朝から予約できるサービスもあり、出勤前の30分でサクッと診察を終えられるのが魅力です。
低用量ピルを扱うオンライン診療は多いですが、中容量ピルを処方できるサービスは限られています。
私はクリニックフォアを利用しています。クリニックフォアは中容量ピルの取り扱いもありますし、他に花粉症の薬や、日焼け対策の内服薬も処方してもらえるため重宝しています。

個人輸入はおすすめしない
iHerbなどのサイトから安くピルを入手する方法もありますが、個人輸入はおすすめしません。
以前は病院か個人輸入しか選択肢がありませんでしたが、今はオンライン診療のおかげで、手軽に安全にピルを購入できるようになりました。
価格だけを見れば個人輸入の方が安いかもしれませんが、日本のお医者さんが処方したピルを使うほうが安心です。
まとめ
登山と生理がかぶると、体調・環境・衛生面のすべてで大きな負担になります。
無理せず、ピルを活用して生理日をずらすことで、登山をより快適に楽しむことができます。
特に中容量ピルは、旅行や登山など「ここだけは避けたい!」というタイミングにぴったり。
婦人科やオンライン診療を上手に活用して、自分の体と予定をしっかりコントロールしましょう。
登山前に生理が来そうなら、今すぐ準備を!
生理日移動のピルは、服用開始のタイミングがすべてです。
登山日が決まっているなら、早めにオンラインで医師に相談しましょう。

最短で翌日にはピルが届くので、急な登山計画にも間に合います。
無理せず、安心して山を楽しむ準備を整えましょう。


