登山を始めてから、「心拍数とか運動量をちゃんと管理できたらいいな」と思うようになりました。
ただ、スマートウォッチって種類が多すぎて、どれが自分に合うのか分からないんですよね。
Apple Watch、Fitbit、GARMINなど、有名どころをいろいろ調べてみたけれど、
「本当に継続して使うかな?」「登山でどこまで便利なの?」という疑問もありました。
そこでまずはお試しのつもりで、価格が手頃な HUAWEI Band 9 を購入。
もちろん、もっと高機能で登山に特化したモデルもたくさんあります。
それでも、この価格と機能性から考えるとコスパはかなり高いと感じました。
登山中の心拍数管理や運動の振り返り、そして日常のトレーニングにも活用できて、
「まずは安価なものから試してみたい」という人には参考にしていただければと思います。
今はhuawei band 10が最新です。(2025年10月5日時点)
登山中の活用方法
心拍数で“無理しないペース”をつかむ
登山中、「今、自分はどのくらい頑張っているのか」は、意外と感覚では分からないものです。
息が上がっていても実はまだ余裕があったり、逆に「まだいける」と思っても体が限界に近かったりします。
HUAWEI Band 9 は登山中のリアルタイム心拍数を計測し、以下のような運動ゾーンを表示してくれます。
- ウォーミングアップ
- 脂肪燃焼
- 有酸素運動
- 無酸素運動
- 極限

この表示を見るだけで、
「今は少し頑張りすぎかも」「もう少しペースを上げても大丈夫そう」
といった判断がしやすくなります。
私は登っているときに極限ゾーンに入ったら、立ち止まって休むか、ペースを落とすようにしています。
そうすることで、バテる前に体力を温存でき、結果的に最後まで安定して登れるようになりました。
「なんとなく休む」ではなく、データを根拠にした休憩が取れるのが大きなメリットです。
特に体力に自信がない人や、高山病が心配な人にとっては、自分の体の状態を“見える化”できることが安心につながります。
データで自分の登山を“見える化”
登り終わった後も、HUAWEI Band 9 はしっかり活躍します。
心拍数だけでなく、登山中の運動量をデータとして記録してくれます。
記録される主な項目:
- 平均速度
- ペース
- 消費カロリー
- 平均心拍数
- 歩数
- 運動強度(弱い・適正・高い など)
数値だけでなく、運動強度が適切だったか、弱いか強いかなどの分析もしてくれるので、自分の体力や登山ペースを振り返るのに便利です。
日常やトレーニングでの活用
ランニングやヨガなどのトレーニングに活用できる
HUAWEI Band 9 は、登山だけでなく日常のトレーニングでも活躍します。
普段のランニングやウォーキング、ヨガなどの運動も自動で計測可能で、心拍数・歩数・消費カロリーを確認できます。
- 心拍数モニタリング:ウォーミングアップ、有酸素運動、無酸素運動、極限まで段階的に判定し、今の運動強度が適切かを把握できます。
- 運動強度の分析:弱すぎるか強すぎるかを可視化できるので、効率的に運動が可能です。
HUAWEI Healthのアプリを利用してトレーニングができる
HUAWEI Health アプリと連動させることで、さらにトレーニングの質を高められます。
- アプリ提供のトレーニングメニューや動画を見ながら運動すると、Band 9 が心拍数や運動強度をリアルタイムで計測。
- 登山向けの心拍数強化や下半身トレーニングの効果を確認でき、日常的に記録を蓄積することで自分の体力や運動傾向を把握可能。
実体験:出発前1週間で心肺トレーニング
私は低山でも息が上がりすぎて過呼吸になりそうになるほどの体力なし人間。
常念岳・蝶ヶ岳に登ることになったとき、「体力をつけないとやばい!」と思い、出発の1週間前に HUAWEI Health アプリで心肺機能向上用のトレーニングを集中的に行いました。
結果、当日は何とか騙し騙しながら登ることができ、Band 9 のサポートで自分の限界やペースを把握しつつ登山できたので、とても助かりました。
注意点:huawei bandを登山で使う際に知っておくこと
トレーニング記録に「登山」の項目がない
huawei bandでトレーニングを記録する際、「登山」という項目はありません。
そのため私は「屋外ウォーキング」で記録しています。
「登山じゃないけどまあいいか」と自分に言い聞かせて使っていますが、登山項目作ってくれないかな〜と密かに願っています。
GPSは搭載されていない
huawei bandにはGPSが搭載されていないため、スマホとBluetoothで連動して使う必要があります。
スマートウォッチ単体では記録できないので、登山中は必ずスマホもセットで携帯する必要があります。
距離表示を指標にするのはほどほどに
登山道の看板に書かれている「山頂まで◯◯キロ」と、huawei bandの計測距離には差が出ます。
看板の距離はおそらく地図上の直線距離で計算されていると思われます。
一方、huawei bandは山道のジグザグの移動も含めて距離をカウントしている可能性があります。
そのため、「あとちょっとで到着!」とワクワクしていたら、実はゴールはまだまだ遠かったと気づくと絶望します。
どんな山道かにもよりますが、huawei bandに記載されている距離の1.5〜2倍くらいを所要距離としてざっくり見ておくくらいが良いと思います。
まとめ
huawei bandは、手頃な価格ながら登山や登山向けトレーニングに活用できるスマートウォッチです。ポイントは以下の通りです。
- 登山中の心拍数や運動強度をリアルタイムで確認できる
- 平均心拍数、歩数、消費カロリーなどの記録が残せる
- 登山前のトレーニングにも、huawei healthアプリで心拍数や下半身トレーニングの効果を可視化できる
- 距離表示やGPSはスマホ連動が必要で、看板の距離と差が出ることがある
スマートウォッチに過度な便利機能や万能さを期待しなければ、手頃な価格で試せるのでおすすめです。
まずは安価な huawei band で登山やトレーニングを試して、自分に合うかどうか確認してみてはいかがでしょうか。

