スマートウォッチを買って登山やトレーニングの記録をしてみたものの、
「このデータ、どう活かせばいいの?」「本当に効果が出ているのかな?」
と感じたことはありませんか?
実際、登山のために運動を続けていても、
「これでいいのか」「どれくらい効果があるのか」が分からないまま続けている人は多いと思います。
とはいえ、ゆるく登山を楽しみたいだけで、
わざわざジムに通ったり、トレーナーに相談したりするほどの熱量はない…という方もいますよね。
そんな時におすすめなのが、
スマートウォッチとChatGPTを組み合わせる方法です。
専門家いらずで、あなたの登山やトレーニングデータをもとに、
客観的で分かりやすいアドバイスをもらうことができます。
どのスマートウォッチでも応用できますが、
今回は私が実際に使っている HUAWEI Band のデータを使って、
ChatGPTへの質問方法や活用例をご紹介します。
ChatGPTで登山トレーニングの成果を確認してみる
今回は、登山向けトレーニングとして ランニング を例に、HUAWEI Band のデータをChatGPT に見てもらうことにしましょう。
1. ランニングの運動データ
まずはランニングの心拍数データを確認します。
HUAWEI Band は運動中の心拍数をリアルタイムで計測し、運動ゾーンごとに時間を割り振ってくれます。
- ウォームアップ
- 脂肪燃焼
- 有酸素運動
- 無酸素運動
- 最大(極限)
私が40分ほどランニングした際のデータを使ってみましょう。
まずはこの画像の画面キャプチャをとっておきます。

次に ChatGPT アプリを開き、プロンプトの「+」を押して画像をアップロードします。


プロンプトに以下のように質問してみます。
「ランニング実績。登山トレーニングとして効果があるか見て欲しい」

すると ChatGPT が画像データからトレーニング内容を読み込んで、このトレーニングが登山にとって有効かどうか評価してくれます。

この時に出たアドバイスはこちら。
画像ありがとうございます!内容を整理すると、これはランニングアプリの心拍数データです。
- アクティビティ:屋外ランニング
- 平均心拍数:151 bpm
- 最大心拍数:169 bpm
- 運動時間:約40分
心拍ゾーン内訳
- 最大強度(赤):10分
- 無酸素運動(橙):21分
- 有酸素運動(黄):7分
- 脂肪燃焼(緑):1分未満
- ウォームアップ(青):1分未満
登山トレーニングとしての効果
登山(特に長時間の登り)では以下の能力が重要です:
- 持久力(有酸素運動能力)
- 心肺機能(中強度を長時間維持)
- 筋持久力(脚の耐久力)
今回のランニングでは:
- 平均151 bpm → やや高め。一般的に「有酸素~無酸素運動の境目」に近い強度です。
- 約30分以上をしっかり心拍数を維持できている → 心肺持久力アップに有効。
- ただし「登山の持久系トレーニング」としては、やや高強度寄り(無酸素域が多め)。
改善ポイント(登山向けにするなら)
- 登山は長時間持続 → 心拍140前後(有酸素ゾーン)で60分以上走ると、より本番に近いトレーニングになります。
- 上り坂ランや坂道インターバル → 登山特有の「登りの筋持久力」を養える。
- 背負ってウォーク or ロングハイク → 実際の登山動作に近い動きを取り入れるのも効果的。
✅ まとめ
今回のトレーニングは「登山の心肺強化」には十分効果あり!
ただし「本番の長時間登り耐性」を意識するなら、強度を少し落として時間を長めにするとさらに登山トレーニングとして理想的です。
ChatGPTで分析したランニング結果に異議を唱える
ChatGPT からは、短時間のトレーニングだけだと登山には足りない、と言われてしまいました。
私はランニングが正直好きではないので、1時間以上走りたくないです。
そこで追い質問で「月2〜3回の高尾山早歩きと併用したら効果としてどう?」と聞いてみました。

今後のトレーニングメニューについて追加でアドバイスされました。
総評としては、ランニングよりも登山に近い動きで長時間の持久力を鍛えるには、高尾山での早歩きが効果的と評価されました。
特に長時間登る山や荷物を背負う場合は、登山動作に近い負荷がかかるこのトレーニングが理想だそうです。
高尾山早歩きも大事だし、なんなら重い荷物を背負ったトレーニングもしなさいね、とアドバイスされています。
さらにアドバイスが欲しい場合は追い質問
ChatGPT にもっと具体的で自分に合ったアドバイスをもらうには、
質問に自分の状況を詳しく入力するのがポイントです。
- 年齢や性別を伝える
- 普段の運動習慣や職業を伝える
- 登山の目的やレベル(低山・アルプス・富士山など)を伝える
さらに、一度もらったアドバイスをもとに追加情報を加えて質問を重ねることで、
より自分に最適化されたトレーニングや登山計画の提案を引き出せます。
こうすることで、AIをただの一般的な情報源として使うのではなく、
自分専用の登山トレーナーのように活用できます。
注意点:ChatGPTでトレーニングデータを分析する際に気をつけること
ChatGPTは便利ですが、あくまでAIの判断です。
分析結果は参考程度にとどめ、情報を鵜呑みにせず、自分の体調や感覚も大切にしてください。
また、無料版を使用する場合はいくつか制限があります。
- 画像添付できる回数に限りがある
- 画像を使えない場合は、トレーニング結果をコピー&ペーストしてテキストで入力すると分析可能
このように注意点を押さえて活用すれば、登山やトレーニングの振り返りに役立てやすくなります。
まとめ:ChatGPTとスマートウォッチで効率的に登山トレーニング
登山や登山向けトレーニングでスマートウォッチとChatGPTを組み合わせると、
客観的に運動内容やペースの確認ができ、自分に合った改善点も見えてきます。
- 登山中の心拍数や運動強度をリアルタイムで確認できる
- 運動データ(平均心拍数、歩数、消費カロリーなど)を振り返り、登山のペースや体力傾向を把握できる
- ChatGPTに運動データや自分の状況を入力することで、登山向けトレーニングの有効性や改善ポイントをアドバイスしてもらえる
- 年齢・性別・運動習慣・登山の目的などを入力すると、自分専用の登山トレーナーのように活用できる
スマートウォッチの記録とAIのアドバイスをうまく組み合わせることで、
無理なく効率的に登山に必要な体力を養うことが可能です。
まずは手軽なスマートウォッチとChatGPTを使って、
自分に合った登山トレーニングを始めてみましょう。

